なぜ「起業の街 あらかわ」なのか?
荒川区には、ものづくり企業が約8000社あると言われています。伝統的モノ作りな技術や独自のノウハウを持つ企業が数多く存在しています。この技術とスタートアップを掛け合わせれば、新たなビジネスが生まれる可能性があります。
例えば、滝口区長は、荒川区に隣接する墨田区では「ガレージスミダ」という取り組みを紹介していました。製造設備を持たないスタートアップが製品を生み出す際、地域の製造業がサポートする仕組みです。この仕組みにより、スタートアップの成長と地域企業の技術力向上の双方を実現しています。
荒川区にも、このような仕組みを作り出すことができるはずです。
既存企業のメリットを明確に
ここで大事になるのが「既存企業へのメリット」です。既存の企業はすでに安定したビジネスモデルを持っています。そのため、積極的にスタートアップと協業する動機がなければ、マッチングはなかなか進みません。
例えば、
- スタートアップと協業することで、新商品開発の可能性を広げる
- 最新技術の導入による生産性向上
- ブランドイメージの向上
など、既存企業にとってもメリットが必要ですし、見極める必要はあります。この点については、荒川区と協議を進めて、どう説明をするかを考えていきたいと思います。